卒業制作展 日程
卒展詳細
◯東京五美術大学連合卒業・修了制作展
/2月23日(木)〜3月4日(日)
10:00〜18:00(入場17:30まで、火曜日休館)
/国立新美術館 http://www.nact.jp/
◯2011年度 多摩美術大学美術学部卒業制作展・大学院修了制作展
/3月20日(火)〜3月23日(金)
10:00〜18:00(最終日15:00まで)
/多摩美術大学八王子キャンパス http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/pro/gw/
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最近行った展示、読んだ本、みた映画
福岡伸一「世界は分けてもわからない」のなかで、渡辺剛の写真集<TRANSPLANT>を紹介していた。
トランスプラント=植えかえられた植物。
ハワイのコーヒー園など、物理的に「植え替えられた」姿を撮ったものや、
アメリカ社会の中にあるベトナム系移民居住区域の一角など、人々の生活に置き換えて撮った写真群。
生物学者の視点から、機能モジュールとしては切り離せない臓器
(もともと身体と部分としての「臓器」の間にボーダーは無い)を「臓器移植」することについての話。
最初は激しい拒絶反応を起こすが、だんだん新たな根を張って、共存関係を作っていく。
外来種が在来種となり、在来種が別の日には外来種になっていく事のなかに、
生命がもつ可塑性や、新しい動的な平衡点を見い出すこととかが書いてあった。
TURNERGALLERY"たぐりよせるまなざし"、有賀さんの作品"Alternative Plant"
普段目を向けない「雑草」に着目し、警告するような黄色と黒のゴミを使って雑草を作り、
本来生えていないような場所にも植え付けたという作品だった。
映画"バベル"をみた。別々の場所で起きたそれぞれのある一線を越えた出来事が、みな因果関係で繋がっているというへんな映画だった。
思ってもいなかった事が犯罪となる瞬間や、国と国を分ける国境での問題 を、言語が通じない人間同士の関係から、その境界みたいなものを描きだしていた。
錦糸町のギャラリー「ゲルオルタナ」の展示では、植木鉢を使用したインスタレーション。
なんなんだっていうくらい「プラント」と境界・界面の話がよく出てくる日だった。
自分は日本の在来種だと思い込んで生活しているけど、実はかつて外来種だったのかもしれない。
いつから在来種になったのか。そんな境界はもう今はわからないんではないか。
自分を在来種にしたのは誰で、どんな環境で、いつ頃なんだろう。
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アトリエのベランダ
◯2011 10/4(tue)-10/8(sat)
油画4年グループ3前半 ホール展 /学内展
◯2011 10/22(sat)-10/28(fri)
いけずなずけい /TURNER GALLERY
”negative margin”
2011/7/25(mon)〜7/30(sat) ”negative margin”
[オープニング対談・解説]7/25(月)18:00-19:00
[クロージングパーティー]7/30(土)18:00-20:00
このたび、多摩美術大学校内 鑓水青年美術館、サイトー美術館にて、
田崎愛理、佐藤圭 による展覧会「ネガティブマージン」を開催致します。
期間中には、ゲストとの対談や、ささやかにパーティー等行います。是非ご高覧下さい。
キャンバスや写真、ポスターの矩形、テレビの報道、車窓から眺める景色、時間、視覚、身体、言葉。
知らず知らずの内に様々な物が制度化されています。
ネガティヴマージンとは、制度的切り取りの際に出来る「余りの部分」のことです。
余りがゼロになった時、そしてマイナスになった時。切り取られたフレームの境界はどう認知されるでしょうか。
二人の共通点である絵画・写真からスタートし、フレームとは何か?を再考します。
アクセス:
多摩美術大学(http://www.tamabi.ac.jp/access/)
JR横浜線・京王相模原線橋本駅北口から神奈川中央交通バス「多摩美術大学行」で約8分。
または、 JR八王子駅南口から京王バスで約20分。
→鑓水青年美術館(http://yaribi2011.web.fc2.com/yariminituite.html)
大学校内 絵画東棟3階ベランダにございます。