airitasaki

絵、観た映画、読んだ本

見たいものしかみようとしないし、見てないふりも出来る。
 
 

見たいものを妨げる何かー無意識に視界にお邪魔しているものー
どこからどこまでが自分の視界を妨げているのか。
 
自分が見ようとする対象の手前にある柵や、通り過ぎる自動車。
眼に見えなくても、空気、眼のレンズ、
誰かによってつくられたそれまでの歴史や物語までもが
視界を妨げていると言えるだろう。
本当にみたいものは一体なんだったっけ?
  
そういう時、「対象」がそもそもとてもあやふやなものであると気付く。
見ようとするもの以外にある、無意識に視界にいるものらが「対象」をつくっているのだとすれば、
私達は一度それらに目を向けてみる必要があると思う。